キャバ嬢小学生

Release: 2017/08/09 Update: 2017/08/09

2回目の塾のバイトの日、私は休み時間に生徒と談笑していた。その時だった。彼女が入ってきたのは。

「こんにちは~」

子供らしい笑顔をした、真っ黒に焼けた肌に、編み込んだ長い髪が似合う子であった。

初めて会う子だったので私は簡単に自己紹介をした。

すると彼女は

「よろしくお願いします」

と、子どもらしからぬ丁寧さではきはきと答えた。

しばしの間の後、私は旅行にでも行ったのか、と聞いた。肌が焼けていたからだ。

「日焼けですか?学校のプールですよ!」

驚いた。うちの地域では夏休みにプールに行かなければならないのは小学生だけである。
大人びた風であったが、彼女は小学生らしい。

彼女の不思議な魅力に、しばし目が離せなかった。

(続く)

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